2018.09.29建築知識
建築に関して直接的な地震対策といえば、地盤と縁を切る『免震』・揺れに耐える『耐震』・揺れをいなす『制振』の3種類が主です。前回のブログで記載した【制振ダンパー】はその名の通り、『制振』にカテゴライズされます。
この中でフォーラスデザインでは、『耐震』と『制振』をミックスすることをおススメしています。
どれを選ぶかについては、予算と設計・施工能力がカギになってきます。
今回は、サラッとこれら3つをご説明していきます。
地盤と建物を直接接地させずに、免震層(ゴム積層盤など)で地面が揺れても建物にまで揺れを伝えない工法です。
一見すると一番性能がよさそうです。
ただ、まだまだハイコストなことや、設計・施工できる経験者が限られていることでまだまだ普及していません。
手ごろな価格で普及したら、私もきっと選びます。
建物自体を強固に固め、建物自体で揺れに耐える工法です。弊社標準工法のモノコック工法はこの耐震に該当いたします。
柱や梁に強固な接合金物を使用したり、梁や柱のザイズを大きくしているので、ガッチリ建物が固まります。
免震工法ほど特殊な工法でもないので、費用も抑えられます。
また、ポピュラーな工法なので設計・施工もほとんどの木造住宅供給業者は経験があることも安心要素の一つです。
柱や梁といった架構のどこかにダンパーなど揺れを低減させるギミックを仕込んだ工法です。
建物に伝わる地震の揺れを、建物自体を揺らしながら吸収してしまう工法です。
費用的には、免震工法>>>制振工法>耐震工法といったカンジでしょうか。
こちらも特殊といえば特殊ですが、免震工法ほどではありません。
地震に積極的に対策しようとしている業者は数ある制振ギミックのどれかを使用しています。
以上のように、地震対策と一言で言っても上にあげた以外にも様々な対策方法があります。
もっとお知りになりたい方は是非、お問い合わせくださいませ。