2018.11.16建築知識
建築物では、特に人が継続的にいる室には、24時間換気が法律によって義務付けられています。
具体的には、住宅の居室では0.5回/h・非居室では0.3回/hとなっています。
この法律ができた大きな要因は2つあります。
前回のブログにも記載させていただきましたが、住宅の気密具合が売り文句になるほど、住宅の気密化が進んでいます。
昔の家は、隙間風という言葉があるくらい家のそこらじゅうに隙間があり、自然に給排気されていました。
しかし、今の家は技術が進み、気密化が促進されています。つまり、自然に給排気できないのです。
そんな給排気のない家にいることを想像してみてください。息苦しくなりそうではありませんか?
そういったことをふまえ、建物内の空気を1日に何回か交換しなさいと義務付けた法律が、いわゆる24時間換気(通称、にーよん換気)です。
聴きなじみがある方も多いかと思いますが、一時期頻繁にメディアで取り上げられていたシックハウス症候群。
これは、建物を造る際の接着剤や建材などに用いられた化学物質が原因と判明しました。
法律では特に、クロルピリホスは使用が禁止され、ホルムアルデヒドは様々な制限が課されることとなりました。
しかし、これはあくまで建築に限った話の為、家具には適用されていません。(最近では一部の家具メーカーさんも気にし始めていますが。)
その為、そういった化学物質で室内の空気が充満する前に、外の自然な空気と入れ替えてしまおうというわけです。
弊社では、健康と省エネに焦点を当て、お住まいを提供しておりますから、その辺の準備は万全です。
特殊な24時間換気設備や、アレルゲン物質を分解除去する建材などを使用しております。
ご興味がおありでしたらぜひ一度ご連絡いただければと思います。