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2018.09.01その他

打合せ時間を有効に使うために。 打合せの効率化

設計事務所や建設会社との契約が終わると早速、設計打合せが始まります。

会社ごとにその打合せ回数の設定はマチマチですし、物件ごとの引渡しまでのスケジュールにもよりますが、3回~多くても10回程度だと思います。

また、大体の会社が一回の打合せ時間を2時間程度に設定しているように感じます。

つまり、回数が少なければ少ないほど、1回の打合せの密度が大切になってきます。

今回は、密度を濃くするための工夫を少しだけご紹介したいと思います。

 

1.打合せ事項を明確にする。

契約時のプランで気になる(手直しをしたい)部分を明確にしておくと、話がスムーズです。

打合せ相手の建築士とのイメージ共有が何よりも大事です。

写真やインターネットの画像を見せるのも一つの手です。

また、メーカーや品番を控えておいてそれらを伝えるとより具体的にアドバイスが得られます。

 

2.次回までの宿題は何か。

次回の打合せまでは、1~2週間程度とる会社が多いです。

それは、図面の修正や他の案件の打合せ・その準備があるからです。

やっぱり担当者も人間です。忘れることや間違えもゼロではないのが正直なところです。それを如何に減らすか。

それには、お互いに宿題が何かを明確にすべきです。口頭ベースはNGです。

3.決定権者をきめる。

決定権者なんて書くと堅苦しいですが、要は役割分担しましょうということです。

決めていく箇所は人によっては正直、嫌になるほど多いです。

それをご主人様もしくは奥様のどちらかに任せてしまうのは少々酷です。

または、お互いがお互いに遠慮して決められないケースなどもあります。

前者は後々、喧嘩の原因になりますし、後者は打合せの密度が薄くなってしまいます。

それを回避するためには、たとえば、インテリアは奥様、外構(庭)や外回りはご主人様が決めるなど役割分担が大事です。

4.使いたい建材は初めの方に伝えてしまう。

世に出回っている建材はが非常に数が多いです。また、固定の仕方や使用方法で採用できるものできないものもあります。

それらを検討したり、似ているものを探したり、もしくは創ってしまうなど、設計士は次回までにやらねばなりません。

いいもの期待を上回るものをご提案できるよう、設計士は頑張りますので時間だけでも与えてあげると喜ばれると思います。

5.細かいことはまかせてしまう。

設計を生業にしている人は、建築が大好きです。マニアといってもいいと思います。今風に言えば、オタクってやつですね。

そして、打合せ担当の設計士は様々な制約の中で、より心地よい空間をお客様にご提供することに全精力を傾けます。

前述の1.や4.にも通じるかもしれませんが、拘りたい部分以外は設計士に任せてみるのも一つの手です。

こんな風にしたいんだけど、何かプラスした案をデザインしてみて。と言ってみると、意外と面白いものが出てくるかもしれません。

 

打合せは楽しくあるべきですよね。

言いたいことは何も気にせず言ってしまった方がお互いの為です。