ブログ BLOG

2018.07.21大切なこと

家づくりで後悔しないために

お住まいになってみて「あっ、やっぱりこうして良かった!」と、思えたら家づくりの成功だと思います。

その為には、目に見えない部分について下記の4点が重要だと思います。

 

 1.建物の揺れに対する備え

最近、頻発している地震について日本に住んでいる以上、対策は欠かせません。

ご存知の方も多いかもしれませんが、法的な建物の耐震について、中地震に対してはひび割れ程度に抑え、大地震に対しては倒壊しない程度と定めらています。それも1回の地震に対してなので、余震については考えられていません。

加えて、狭小地の多い都心部では3階建ても多く、2階建てよりも風の影響を受けます。

構造計算をしてみると3階建ては地震力よりも風圧力の方が強い場合もあります。

こうした建物の揺れへの備えは今や基本です。

 

 2.快適な室内環境

一番分かりやすいのは、サッシ(窓)の性能を上げることです。アルミサッシ、アルミ・樹脂複合サッシ、オール樹脂サッシ(や木製サッシ)なのか。

オール樹脂サッシ(や木製サッシ)だと室内環境が全く変わります。

建物全体で、夏場は72%、冬場は52%も窓から熱が出入りしています。

断熱材で建物内の温度一定に保ち(断熱性)、暖房や冷房した空気を外に逃がさない(気密性・省エネ)、建物内で使用するエネルギーが少ない(省エネ)建物を増やしていこうと、国策として整備が進められています。

理想のお住まいがどのような性能なのかを確認することが基本の時代が来ています。

 

3.健康を考えた家づくり

一日に人が摂取する空気の中で、室内の空気は57%を占めるそうです。

特に幼少期のお子様の呼吸量は大人の2倍にもなります。

また、建物はシックハウス症候群が問題になったことにより、法的に原因物質の規制がなされていますが、家具にはそういった規制がありません。

体に入ってくる空気についての対策も考えてみませんか。

 

4.生活スタイルに合ったプランニング

何ヶ月も打合せをして、いざ住んでみたら使いづらい!なんてことにならない為に、

お住まいの中で、普段どういった行動をしているかを設計士に伝えてみてください。

休日や平日の過ごし方から、こういうスタイルのインテリアにしたいなど、どしどし要望をぶつけてみてください。

もちろん優先順位も大切ですが、そういったことに親身に相談に乗ってくれる設計士の人間性も見どころの一つだと思います。

 

こういった部分を軸に住宅建築のプロと打ち合わせをしてみると、お互いの熱が伝わりあって、良い建物ができやすくなると思います。